セイヨウミツバチの自然養蜂 Q&A
①「セイヨウミツバチの自然養蜂」が目指すものは何ですか?
ミツバチの生態を観察することを主眼に置いています。ただ、採蜜も可能です。
②「自然養蜂」とはどういうことですか?
巣礎や巣枠を使わないで巣作りをさせる養蜂スタイルです。セイヨウミツバチもニホンミツバチ同様に自然巣を作ります。
③ どんな巣箱を使うのですか?
重箱式巣箱の場合
巣箱はニホンミツバチの飼育でよく使われる「重箱式巣箱」ですが、この巣箱の各段の重箱には観察窓があります。自然な巣作りや巣箱内の生活の様子が観察できるようになっています。また、重箱式ですから、コロニーの増大に伴い、簡単に重箱を重ねて対応することができます。
赤い屋根の巣箱の場合
底箱・本体・蓋・屋根で構成され、採蜜する際は、本体の上に採蜜箱を重ねます。本体と採蜜箱には観察窓があり、自然な巣作りや巣箱内の生活の様子が観察できるようになっています。
④ 巣箱の大きさは?
重箱式巣箱の場合
各段の重箱の内法は25cmの方形、外法は28.6cmの方形、高さは12.5cmで、底箱の最大寸法は28.6×32.6cmです。設置に必要な床面積は、標準的なセイヨウミツバチの10枚箱と比べてかなりコンパクトです。
赤い屋根の巣箱の場合
底箱・本体・採蜜箱・蓋ともに内法は26.4cmの方形で、内法の高さは61.8cmあります。容積は約43Lです(標準的なセイヨウミツバチの10枚箱の容積は約49L弱)。底箱の最大寸法は30×34cmです。設置に必要な床面積は、標準的なセイヨウミツバチの10枚箱と比べてかなりコンパクトです。
⑤ それなら、なぜニホンミツバチではなくてセイヨウミツバチを飼育するのですか?
セイヨウミツバチは巣箱に定着しやすく、逃去することはほとんどありません。これに対して、ニホンミツバチは野生のミツバチで、しばしば逃去してしまいます。そのため、セイヨウミツバチを観察対象としています。
⑥ スムシ対策はできますか?
巣箱内の底面積が狭いため、ミツバチ自身が清掃しやすく、スムシが発生しにくくなります。また、当研究会開発の巣箱では底箱が2箱あり、この2箱を交互に入れ替えますので、標準的なセイヨウミツバチの10枚箱と比べても、人の手による箱底の清掃は断然楽になります。
⑦ ミツバチヘギイタダニは駆除できますか?
短冊状の駆除シートを巣板と巣板の間に入れて吊るすことができます。ただ、元々ダニが極く少ない群からの分蜂群を捕獲するようにしますので、できるだけ長い期間、駆除シートを使わなくてもよいようにします。
⑧ 飼育箱内での給餌はできますか?
蓋の部分には空間があり、その空間で練餌や砂糖水などの給餌ができるようになっています。