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アンテック

KAJITSUKEN

システム飼育器シリーズ(クロオオアリ・ムネアカオオアリ用)(2013年9月1日提供開始)

交尾後から永年飼育可能

システム飼育器を開発いたしました。この飼育器シリーズは、ベースステーション「アンテキューブ」と、これにつなぐ拡張ユニット「アンテモジュール」・大型ユニット「アンテフィールド」・コネクター「アンテアダプター」の4製品で構成されています。このシステム飼育器は、交尾直後から使用できるように設計されており、「アンテモジュール」や「アンテフィールド」を併用することで、大家族になっても継続して飼育できます。また、「アンテアダプター」を使用することにより、当研究会開発の他の人工巣とも繋がります。

大きさは、とてもコンパクトにできていて、「アンテキューブ」は縦・横ともに54mm、高さ31mmです。このシステム飼育器シリーズでは、このベースステーションの大きさを元にしていて、「アンテモジュール」と「アンテアダプター」は同じ大きさで、「アンテフィールド」は縦横2倍の大きさ(面積で4倍)です。

◎アンテキューブ

「アンテキューブ」は、2部屋に分かれており、片方は巣穴、もう片方はえさ場です。

ベースステーション「アンテキューブ」

巣穴の部屋(上写真右側)の蓋は、紙用の糊で固定することができます。この蓋には直径7mmの穴があり、シリコン栓でふさぐようになっています。この部屋は、通常開けないで使いますが、女王アリとその家族を引越させる時などには、紙用の糊で固定していると、簡単に開けることができます。通常、この部屋への出し入れは、シリコン栓の開け閉めで行います。(下の写真のように、蓋の1辺をセロハンテープで貼って開け閉めできるようにすることもできます。)

この部屋には、仕切りがあります。(下写真の右)

仕切りの高さは8mmで、壁とは6mm離れています。この中には、水が約1mL入ります。交尾後の女王アリが巣作りを始めて最初に働きアリが生まれるまでの間、この中に水を入れるようにします。(働きアリが生まれてからは、その必要はなくなります。)

また、側面には直径7mmの穴があり、アンテキューブ単体で使用する時は、シリコン栓をしておきます。

えさ場の部屋(最初の写真左側)の蓋は、開け閉めができるようにします。その最初の写真でいうと蓋の左側にセロハンテープを貼ることで、セロハンテープがちょうつがいの役目を果たすようになります。この蓋には、直径7mmと1.5mmの穴があり、7mmの方はシリコン栓を抜き差しします。

えさ場の部屋には、外径が15mmで高さが10mmのアクリルパイプが2つあります。このパイプは厚み3mmの台座に接着されています。ただし、その台座は床面には固定されていません。写真手前のパイプには水を、奥のパイプには砂糖(砂糖水)などを入れるようになっています。蓋にある2つの穴は、蓋を開けないで、水や砂糖などを補給するためにあります。7mmの穴から砂糖などを落とすとパイプ内に落ちます。また、1.5mmの穴へは化粧用品の注射器の針を差し込んで給水します。ところで、上の写真を見てお気付きのように、もう一つ小さめのアクリルパイプが水を入れる手前のパイプの中に入っています。このパイプは、外径9mm、内径6mm、高さ8mmで、固定されていません。外径15mmのパイプの内径は12mmしかありませんが、それでもほんの時たま、働きアリが溺れて死ぬことがありました。脱脂綿を入れておけばそのようなことは起こりませんが、溺死を防ぐために小さめのアクリルパイプを付属しています。(小さめのアクリルパイプ使用時約0.85mL、使用しなければ約1.31mL)

巣穴の部屋とえさ場の部屋とは、直径3.5mmの穴でつながっています。この穴を通り抜けることができるのは、働きアリだけです。つまり、女王アリは巣穴の部屋から出られないようになっています。

なお 、アンテキューブの一品一品に、シリアル番号を記載したシールを貼っています。このシールは、耐水性ですので、濡れても文字がにじむことはありません。シールの地は、通常は半透明で、濡れると透明になり、乾きかけは白くなりますが、また乾くと元の半透明に戻ります。

○材質:板部 透明アクリル板(カット面磨きなし)厚み3mm

◎アンテモジュール

拡張ユニット「アンテモジュール」

既述のアンテキューブには、巣穴の部屋の側面に直径7mmの穴が1つあります。この穴の大きさは、女王アリが十分に通れる大きさです。

この穴と同じ大きさで、全く同じ位置に穴があるのが「アンテモジュール」で、この「アンテモジュール」を併用することで巣を拡張することができます。

アンテモジュールを1つ使うと

アンテモジュールを3つ使うと

アンテモジュールを5つ使うと

ちなみに、上の組み合わせの例では、併用する「アンテモジュール」の数が奇数個になっていますが、もちろん偶数個を併用することもできます。

ベースステーションと拡張ユニット、または拡張ユニット同士の結合の仕方ですが、セロハンテープを使うとよいでしょう。底面と両側面に貼ると安定します。また、セロハンテープですので、分解も容易になります。

蓋は、複数個アンテモジュールを使う時には、置く向きによっては固定しなくてもずれ落ちることはありません。固定する時には、1ヶ所にセロハンテープを貼って、開閉できるようにしておくと便利です。

○材質:板部 透明アクリル板(カット面磨きなし)厚み3mm

◎アンテフィールド

大型ユニット「アンテフィールド」

アンテモジュールを大型にしたのが「アンテフィールド」です。アンテモジュールの4倍の広さがあります。単独でも利用できますし、アンテキューブやアンテモジュールと組み合わせても利用できます。

蓋は2枚に分かれていて、観音開きになるように両側をセロハンテープで留めて開け閉めします。それぞれの蓋には、直径10mmの穴が2つあり、シリコン栓でふさいでいます。通常は、このシリコン栓を外して、中にアクセスします。

4側面には、それぞれ1箇所直径7mmの穴が空いていて、アンテキューブやアンテモジュール・アンテアダプターの穴の位置と一致しています。

上の写真は、アンテモジュールと連結している例です。この例では ペットボトルの蓋に、水や糖分などを入れています。

○材質:板部 透明アクリル板(カット面磨きなし)厚み3mm

◎アンテアダプター(ホース50cm付属)

アンテアダプターは、当研究会開発のシステム飼育器シリーズ以外の人工巣とシステム飼育器を繋ぐためのアダプターです。アンテモジュールとほぼ同じ造りをしており、側面の穴の1ヶ所だけが外径9mm、内径6mm、長さ13mmの アクリルパイプに置き換わっています。このパイプにホースを差し込むことで、他の人工巣に繋げることができます。(ホース50cmが付属しています。)

○材質:板部 透明アクリル板(カット面磨きなし)厚み3mm

アンテキューブの設計図

アンテモジュールの設計図

アンテフィールドの設計図

アンテアダプターの設計図

ご提供について:

次のことをご了承の上お申し込みください。

①1品1品が手作りになります。したがって、工場製品のような厳密に精密な製品ではありません。

②在庫がある場合、出張中を除き、通常当日か翌日に発送いたします。

③接着剤(気化しやすい溶剤)が飛び散った痕があることがあります。これは、細心の注意を払っていても避けられません。

④製品の改良のため、予告なく一部仕様を変更することがあります。

製品の90日保証について:

通常の使用において、機能上の欠陥が生じた場合は、着便日の翌日から90日以内に限り、無償にてお取り換えまたは修理いたします。製品をお送りの際は、着払いでお送りください。

購入方法について:

ステップ1 下記のフォームをご送信後、必ず当研究会からの返信をお待ち下さい(自動返信ではありません)。

ステップ2 お支払い方法として「ゆうちょ銀行への振込」を選択された方は、下記までご送金下さい。(送金確認後、発送いたします。送料は別途着払いです)

■ゆうちょ銀行  【店名】五四八【預金種目】普通預金【口座番号】0824709

■ゆうちょ銀行口座をお持ちの場合(振替)  記号:15430 番号:8247091

※いずれも口座名義:オオツキマサオ(大月正雄)

※振込手数料をご負担下さい。

◎「システム飼育器シリーズ」には消費税はかかりません。

◎送料は、お住まいの地域により異なります。数個の場合、最小サイズの「60サイズ」でクロネコヤマトの宅急便でお届けいたします。送料について詳しくは、こちら(ヤマト運輸の料金サイト)をご覧下さい。発地は中国地方(岡山県)です。(地域例:関西で930円、関東で1150円、北海道で1810円、いずれも税込)

◎「代引き」を選択された場合は、下記の代引き手数料がかかります。

  1万円未満 330円(税込)

  1万円以上3万円未満 440円(税込)

※なお、教育関係者でない方にもお分け致します。ご遠慮なくお申し付け下さい。

システム飼育器シリーズ お申し込みフォーム

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